万能感を崩壊させる
 いわゆる小さい頃からお勉強だけを頑張ってきたいい子特有の
問題を書きます。日本の学校教育制度は、覚える事メインで、
自分で思考錯誤して、学生同士が議論をするという制度には
なっていませんでした。これは日本国民を愚民にし、政府に
対抗できないようにするGHQの思惑という説もあります。
さて、何事も型は大事で、野球のピッチャーが
ただ闇雲に投げるよりは、型を繰り返し習わなければ、とても
プロにはなれないように、学校の勉強のように、例えば九九のような
繰り返し覚える学習は必要です。

 いわゆる詰め込み教育というように批判されがちですが、ある程度
型というものを覚えるには必要不可欠とされるのです。型を覚えた
後はその人なりの応用へとつながっていきます。

 ただ問題はこの詰め込み教育が小学校高学年になってもやっている。
さらに、中学、高校、大学、場合によっては社会人になっても。。
詰め込み教育型の型を身につける教育はせめて小学校低学年ぐらいまで
にしたらよろしい。その後は2×5=10に何故なるのか?そのような
学問としてそれぞれの学生の思考が働くようにしたほうがいいと思う。
現に小学校でもクラス制度はなくなり、授業選択性に移行しつつある
ようだ。

 極めて個人的な意見になってしまったが、今回言いたかったのはこう
です。詰め込み型の教育では、ただただ、努力して繰り返し覚えた者
が小学校でも中学校でも高校でも大学でもテストで良い点を取り、
そこで、簡単に過大な自信を得てしまう事が問題であるという事である。
社会に出れば、試行錯誤せず、学校で何も考えず、覚えてきた学習など
何も役に立たない。社会は流動的で、その都度その都度、答えは違い
そこで試行錯誤し、何らかの問題に対して、正確か、間違っているかは
別にして判断を下さなければならないからだ。

 学生時代とは違い、社会に出てからは思考停止で生きるのは
困難である。無論社会が非流動的であった終身雇用制時代の
日本ではそれほど困難ではなかったが。。

 学生時代、良い点とって過剰な自信を得てきたものは社会に出て
簡単に極度な自信を失う。人のコミュニケーションの取り方も
分からない、トラブルの解決の仕方も分からない、人生の生きる意味さえ
分からない。中でもコミュニケーション能力の不足が問題だと思う。

 これは、過去にコミュニケーションにおいて失敗したヘリテイジ(相続
遺産)が少ないからだ。失敗して学んだ経験があればあるほど、新しい
問題が起きても対処しやすい。学校のお勉強で異常な高いプライドを
得たものは失敗を知らない。自分は何でもできるという万能感に
陥る。君なんて、何もできない、どこにでもいるような奴なんだよ!
っと分からせる為に万能感を崩壊させる失敗の蓄積が必要だ。

 失敗の蓄積により、より生きやすくなる。
失敗しても復活できる社会、受け入れてくれる社会を自分は希望する。
日本にはその思想が薄いと思われる。

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